数あるスイーツの中でも比較的手軽に手に入り、ちょっとした量でお腹を満たすことが出来るチョコレート。食べる理由は「美味しいから」というだけでなく、「健康に良いからチョコレートを食べる」という人もいらっしゃいます。というのも、チョコレートにはカカオポリフェノールをはじめとする健康効果のある成分が豊富に含まれているからなのです。これを知れば、チョコレートをもっと楽しく食べることが出来るのではないでしょうか。
チョコレートの成分で注目すべきポイント
チョコレートに含まれている成分はタンパク質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラル分などたくさんあります。これらの中で健康に良い効果をもたらすものでは、クリプトファン（抗鬱成分セロトニン生成促進効果）やフラボノイド（抗炎症効果、脳卒中予防）、カテキン（アルツハイマー病予防）などがありますが、最も注目すべき成分は「カカオポリフェノール」と「テオブロミン」。赤ワインに豊富に含まれているポリフェノールについては皆さんよくご存じかと思います。
では、カカオにたくさん含まれるカカオポリフェノールの効能にはどんなものがあるのでしょうか？
カカオポリフェノールの効果
血圧の抑制
実際にヨーロッパで行われた研究では、カカオポリフェノールを含んだチョコレートを食べた高血圧の被験者において血圧の減少が見られた、という結果報告もあります。これは、小腸にて吸収されて血中へと移動したカカオポリフェノールが、血管内を通る時に内壁に存在する炎症を軽減させるため、血流改善となり血圧も下がりやすくなるという仕組みです。但しこの効果は、血圧が正常値の人よりも高い範囲の人で大きく効果が見られるとのことです。
虫歯の予防
カカオポリフェノールの持つ殺菌作用と抗酸化作用により、口腔内を虫歯菌が活動しにくい環境にすることができることも分かっています。歯垢が付きにくくなることも併せて虫歯予防にもなりますが、効果のあるチョコレートはカカオポリフェノールの含有率が高いものに限ることにご注意ください。虫歯予防効果を期待する場合には、ビター系で砂糖があまり含まれていないものを選んで、食後の歯磨きもお忘れなく。
動脈硬化予防
動脈硬化は悪玉コレステロール（LDL）が酸化することによって発生する病気で、血管を狭め血流が悪化してしまうことで脳梗塞・心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こすリスクを上げてしまいます。カカオポリフェノールの持つ抗酸化作用はLDLの酸化を防ぎ、善玉コレステロール（HDL）の数値を上昇させるという研究結果もあります。「赤ワインが動脈硬化予防に良い」とよく言われますが、ビターチョコレート（100g）に含まれているカカオポリフェノールは840mgと多く、赤ワイン（100g）に含まれるポリフェノール量180mgと比較しても非常に多いことが分かります。
脳の活性
神経細胞が集まっている脳は、その活動のエネルギー源であるBDNFというタンパク質の一種が血流によってうまく脳へと運ばれることにより、その働きを活性化させることが出来ています。このBDNFは加齢と共に減少していくことが分かっていて、脳の認知能力などに影響が出始めると言われています。カカオ分含有率の高いチョコレートを食べると、このBDNFが増えやすくなるという研究報告があり、実はこれはカカオポリフェノールの持つ抗酸化作用・血流促進作用がもたらすものであるとのこと。チョコレートが脳の活性化になるとは、驚くべき効果といえるでしょう。
美容効果
年齢と共に老化現象が訪れるのは、簡単に言えば体が徐々に酸化していくためです。これは体内に取り入れた酸素の一部が「活性酸素」という物質に変化することで発生します。この活性酸素の作用抑制に、カカオポリフェノールの持つ抗酸化作用が役立ちます。また、肌細胞内の水分保持にもカカオポリフェノールは一役買うことが分かっていますので、美容効果が期待できると言えます。
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テオブロミンの効果
リラックス効果
チョコレートに含まれる成分「テオブロミン」には、幸せホルモンと言われるセロトニンの作用を促進する効果があります。チョコレートを食べると、落ち着いた照明の下でヒーリングミュージックを聴いているようなリラックス感をもたらしてくれるような、そんなひと時を過ごすことが出来るかもしれません。また、テオブロミンには咳を鎮める効果もあることが分かっています。
美味しいチョコレートに出会うなら、マ・プリエール
チョコレートには健康に効果のある成分がたくさん含まれていることがわかりました。美容効果や加齢と共に上がる病気のリスクを減らす効果もあるということで、これからのチョコレートタイムは今までより少し気楽に楽しむことが出来るのではないでしょうか。美味しくて体にも良い成分が豊富なチョコレートを、マ・プリエールでは心を込めて作っております。ぜひお立ち寄りください。
