チョコレートの歴史について

チョコレートの歴史について

チョコレートは私たちの生活の中でとても身近なスイーツの一つです。そんなチョコレートが、古い時代には一般の人には手が届かない高級品だったということを知っていますか?チョコレートの語源や作られたきっかけなどその歴史をご紹介します。チョコレートの背負っている歴史を知ることで、チョコレートを食べた時の感慨がより深くなるでしょう。

 

チョコレートの語源

日本語で言う「チョコレート」は英語の「chocolate」から来ている呼び名です。この「chocolate(英語)」はさらにスペイン語の「chocolate(チョコラテ)」を語源にしていると言われ、その意味は「苦い水」。なぜならもともとのチョコレートとは、メキシコ原住民が愛飲していた甘くない薬用飲料だったからです。

 

チョコレートの語源には諸説ありますが、16世紀後半にはすでにスペインにて「チョコラトル」という単語が使われていたとか。日本へは18世紀になってからチョコレートが持ち込まれ、その時は「チョコラーツ」と呼ばれていたそうです。

 

では、次にその原料であるカカオの歴史を紐解いていきましょう。

 

チョコレートの原料のカカオは長い歴史がある

現在のカカオ生産地第一位はコートジボアール(シェア38.7%)ですが、原産地は現在のメキシコを中心とした中南米で紀元前1900年あたりにはすでにカカオ豆が存在していたとも言われています。

 

紀元前1200年頃に栄えていたオルメカ文明では、カカオの持つ栄養価や癒しのパワーを飲料として上流階級の人々が利用していたそうです。のちにカカオの利用はマヤ・アステカ文明にも引き継がれ、宗教儀式で捧げものとして、また公式通貨として扱われていたという記録も残っています。

 

16世紀にはコロンブスがカカオ豆をその利用法を知らずにスペインへと持ち帰った話は、よく知られている話です。その後コルテス・アステカ文明がスペインにより制圧され、ここでカカオ豆がヨーロッパに伝来されました。19世紀半ばにはアフリカ大陸の赤道付近でもカカオ・プランテーションが始まり、現在のカカオ生産量第一位と言われるコートジボアールに繋がっていきます。

 

ヨーロッパで花開くチョコレート文化

近世でのチョコレート

スペインの宮廷にマヤ族使節より献上されたチョコレートは飲料という形を取っていました。王侯貴族への評判も良く、「恋の媚薬」との別名もあったほど。カカオの独特な苦味を和らげるために砂糖・ミルクを、香辛料としては唐辛子の代わりに胡椒・シナモンを加えるなど、チョコレートの味わい方が変化していきました。

 

17世紀にスペイン王女アナがフランス王ルイ13世へ嫁ぐ際にチョコレートを持参したことから、フランス上流階級の間にもその存在が知られるように。ヨーロッパの他の国々へもどんどん広がっていき、チョコレートは17世紀にはヨーロッパの王侯貴族の世界においてすっかり高級品の地位を確立していました。

 

近代でのチョコレート

当時は高級飲料として存在していたチョコレート。ヨーロッパには数多くのチョコレートハウスがあり、その濃厚さに変化が無いまま人々はチョコレートを楽しんでいました。

 

18世紀に入ってカカオ豆からカカオバターの部分だけを絞り出す製法が考え出され、19世紀にはカカオ豆からココアパウダー部分を取り出し、その口当たりを軽いものになり、製造工程も機械化されていきます。

 

食べるチョコレートの完成

それまで飲料として楽しまれていたチョコレートは、1847年にイギリス人ジョセフ・フライによってついに固形化されたのです。スイス人ダニエル・ペーターが味をまろやかにするために粉ミルクを加え、「ミルクチョコレート」として販売開始したのは1875年のことでした。

 

ここからさらに口溶け感など多くのポイントが研究されていき、現代のチョコレートに至る訳です。たくさんのスイーツ職人の手により、チョコレートはますます進化し続けています。

 

日本でのチョコレート文化

日本人でチョコレートを最初に味わったのは、伊達政宗の家臣であった支倉常長だと言われています。使節団と共にメキシコに渡った1617年に、コーヒーなどの他の嗜好品と共に口にしたそうです。

 

1878年には風月堂が初の国産チョコレートを発売し、1918年には森永製菓によりカカオ豆から一貫してのチョコレート生産を開始しました。1930年代には庶民も手に入れやすいお菓子として、チョコレートは普及していきます。第二次世界大戦の影響でカカオ豆の輸入が停止したり、敗戦後にはアメリカ進駐軍により大量のチョコレートが入ってきたりと、さまざまなチョコレート文化を経て1971年のチョコレート製品輸入自由化を迎えます。

 

今では多くの日本人がチョコレートの本場と言われるヨーロッパへと修行に行って腕を磨き、日本のチョコレート文化に貢献しようと努力を重ねています。

 

マ・プリエールは今日も美味しいチョコレートを作り続けます

チョコレートを何気なく口にする時、その歴史に想いを馳せることもチョコレートの味わいを深くしてくれる一つのスパイスになってくれるでしょう。マ・プリエールでは、フランスパリ、ノルマンディ地方にて修行を重ねたオーナーシェフが心を込めて一つ一つのチョコレート作りに励んでいます。マ・プリエールの美味しいチョコレートで、ぜひ素敵な時間をお過ごしください。

三鷹駅近くのショコラ・ケーキ「Ma Priere(マ・プリエール)」